今年(2019年)6月、わが国で初めて2種類の「がん遺伝子パネル検査」が保険診療で行えるようになった。がんゲノムプロファイリング検査ともいわれる同検査は、最新の技術により複数のがん関連遺伝子を一度に調べることができるのが特徴。しかし、たとえ治療の候補となる遺伝子異常が見つかっても、国内で承認された治療薬が少ないことなどが課題として挙げられている。国立がん研究センターは10月2日、そのような治療選択肢がない患者に対して、「患者申出療養制度」の下で国内で承認されたがん種とは異なるがん種に対して治療薬を使用し、有効性を検討する多施設共同研究を行うと発表した。