重度の歯周病は認知機能の低下と関係しており、アルツハイマー病(AD)患者の脳内から歯周病の原因菌の一種であるポルフィロモナス・ジンジバリス(PG)菌の成分が検出されたことから、歯周病とADとの関連が世界的に注目を集めている。AD患者の脳内では、アミロイドβ(Aβ)という特殊な蛋白質が蓄積していることが知られる。九州大学などの共同研究グループは、歯周病患者の歯周組織(歯茎)とPG菌を全身に投与したマウスの肝臓でAβが産生されていることを発見したと米医学誌 Journal of Alzheimer's Disease2019; 72: 479-494)に報告した。