プロ・アマを問わず、野球選手が投球動作で肩や肘を痛めることは少なくない。中でも、トーナメント形式で短期間に決勝まで複数の試合をこなす学生野球ではエースピッチャーへの負担が大きく、投球障害はその後の選手生命を左右するけがにつながりかねない。そのため、今年(2020年)の第92回選抜高等学校野球大会から投球数制限が導入されることになっている。投球時にかかる体への負荷によって引き起こされる野球肘や野球肩は、成長期にある学童野球の子供たちにおいてリスクが高く、特に小学3〜4年生は要注意だといわれている。こうしたことから、公益財団法人全日本軟式野球連盟の「学童野球に関する投球数制限のガイドライン」でも、①全力投球は1日70球以内②練習は1週間に6日以内・1日3時間を超えない③シーズンオフを少なくとも3カ月設ける④練習前後のウオーミングアップ、クーリングダウンは少なくともそれぞれ20分以上行うーことなどの指針を示している。