マタニティブルーという言葉が一般的になり、出産後の女性に抑うつ気分や不安、意欲低下などの症状が現れる「産後うつ病」はよく知られている。その一方で、妊娠中にもうつ病や抑うつ症状が現れることはあまり知られていない。その頻度は高く、本人だけでなく生まれた子供に影響が及ぶ可能性もあるため妊娠期からの対策が必要という。東京大学精神保健学分野准教授の西大輔氏らは、妊婦を対象に国際共同試験を実施。オメガ3脂肪酸の摂取と抑うつ症状との関連について検討した。昨年(2019年)行われた第26回日本行動医学会のシンポジウム「食・栄養から考えるメンタルヘルス」でその結果を報告した。