アトピー性皮膚炎は、身体的にも心理的にも患者の負担が大きな疾患である。大人の患者でも持て余すその状況が、患児にとってはなおさらつらいものだろうことは容易に想像がつく。しかし、これまでアトピー性皮膚炎を持つ子供たちの心理面に焦点を当てた研究はなかった。そこで香港の研究者らがまだ幼く自ら説明することの難しい患児の生の声を、インタビューと彼らが描いた絵から読み取る研究を行った(Health Soc Care Community 2019年12月12日オンライン版)。その結果、アトピー性皮膚炎患児は症状のつらさに加え、見た目による差別やいじめ、保護者からのプレッシャーを受け孤独を感じ傷ついていることが明らかになった。