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コロナ禍の孤独が影響―「死にたい気持ち」との関連

 2023年11月24日 15:08

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© Adobe Stock ※画像はイメージです

 コロナ禍で抱いた孤独感が、死にたくなる気持ち(自殺念慮)に最も強い影響を及ぼしていたことが分かったと、筑波大の研究グループが発表した。

 日本では、2020年からコロナの流行が拡大する中、同年7~11月に自殺率が高まり、11年ぶりに自殺者数が増加した。研究グループは、コロナ問題による社会・健康格差評価研究の第2回調査(21年2月)から、男性6436人、女性5380人のデータを基に、自殺念慮の有無や心理尺度を用いて測った孤独感などを比較。孤独感や社会的孤立、収入の減少が自殺念慮に与えた影響も統計的に分析した。

 その結果、男性の15%、女性の16%が自殺念慮を持っており、そのうちコロナ禍で初めて自殺念慮を抱いた割合は、男性23%、女性20%だった。

 また、経済的な苦境や社会的孤立よりも孤独感の方が自殺念慮への影響度が強く、特にコロナ禍で悪化した孤独感が、女性が自殺念慮を抱くことに最も高いリスクを示していた。(メディカルトリビューン=時事)

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