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若者の身体活動、コロナ下で格差広がる

 2023年12月04日 08:00

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© Adobe Stock ※画像はイメージです

 新型コロナ流行前や流行中の青少年の身体活動について調べたところ、コロナ下では所得が低い家庭の青少年ほど適切な運動ができていなかったと、琉球大などの研究グループが発表した。

 研究グループは、12~18歳の健康行動に社会経済的要因が及ぼす影響を調査するため、コロナ前(2019年)の766人、流行中(21年)の725人のデータを分析。〔1〕毎日の中高強度の身体活動が60分以上〔2〕テレビ視聴やゲームなどのメディア利用時間が2時間未満〔3〕睡眠が8~10時間〔4〕毎日の朝食摂取〔5〕排便回数が3日に1回以上―とする好ましい健康行動の水準に達しているかと社会経済的格差との関係を調べた。

 その結果、19年は身体活動の実施状況に所得による差は見られなかったが、21年には所得が低い家庭の青少年ほど実施割合が低くなった。一方、毎日の朝食摂取状況は所得による格差が縮小した。メディア利用時間は統計的な有意差はなく、睡眠時間と排便頻度の格差は認められなかった。(メディカルトリビューン=時事)

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