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出産直後の卵摂取、子のアレルギー影響なし

 2024年02月20日 10:00

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© Adobe Stock ※画像はイメージです

 産後5日間、毎日母親が卵を摂取し授乳しても、生後12カ月時点の子どもの卵アレルギー発症率には影響しないことが分かったと、東京慈恵会医科大などの研究グループが発表した。

 研究グループは、両親のどちらかがアレルギー疾患を持つ新生児380人の母親について、産後5日間ゆで卵を1日1個摂取するグループと、摂取しないグループに分類。それぞれの母乳を子どもに飲んでもらい、生後4カ月と12カ月時点でのアレルギーの有無などを調べた。

 その結果、産後3~4日の母乳中に卵タンパクが検出された割合は、卵を摂取しないグループの2%に対し、摂取グループでは11%と高かった。一方、生後12カ月時点での卵アレルギー発症率は、卵摂取グループが9.3%、摂取しないグループが7.6%で有意差はなく、牛乳や小麦のアレルギー発症率も同様だった。研究グループは「卵を摂取する量や期間によって異なる結果が出る可能性がある。さらなる研究が必要」としている。(メディカルトリビューン=時事)

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