2型糖尿病患者の自己管理システム,RCTで有効性を確認
HbA1c値が有意に低下
2015年09月14日 07:30
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情報通信技術(ICT)を用いたさまざまな糖尿病自己管理ツールが患者に利用されているが,それらの医学的効果は明らかでない。東京大学大学院健康空間情報学講座(同大学とNTTドコモによる社会連携講座)・同大学病院糖尿病・代謝内科特任准教授の脇嘉代氏らは,ICT機器利用によるHbA1c値の改善効果をランダム化比較試験(RCT)によって初めて明らかにした。東京都で開かれた第15回日本糖尿病情報学会(2015年8月29~30日,会長=東京女子医科大学東医療センター内科部長/教授・佐倉宏氏)のシンポジウム「ICT医療の糖尿病診療への応用」での報告。