わが国の妊娠糖尿病のデータベースDREAMBee,登録を開始
2015年12月01日 13:00
2名の医師が参考になったと回答
日本糖尿病・妊娠学会のプロジェクトである,わが国の妊娠糖尿病(GDM)や糖尿病合併妊娠例の転帰と母児の長期予後に関する登録データベース構築による,多施設前向き研究DREAMBee※のうち,GDMを対象とした研究の症例登録が開始された。わが国では妊娠初期と中期の妊婦全例にGDMのスクリーニングを行っているが,妊娠初期での施行の意義や治療介入によるアウトカムが明らかではないため,前向き研究の実施が待たれていた。DREAMBeeの事務局が置かれた国立成育医療研究センターで周産期・母性診療センター母性内科医長の荒田尚子氏が,第31回日本糖尿病・妊娠学会年次学術集会(11月20~21日,会長=東京女子医科大学糖尿病センターセンター長・内潟安子氏)の「学会調査研究報告」で報告した。
- ※Diabetes and Pregnancy Outcome for Mothers and Babies Study