スギ花粉の出来映えを実地調査,2016年の飛散は?
東邦大・佐橋紀男氏に同行
2015年12月25日 07:05
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夏の気温や日射量が翌年の花粉飛散量に反映するといわれるが,猛暑が観測される地域では,気象条件だけではなく,秋〜冬のスギ・ヒノキの雄花着生状況が予測の有力な根拠となる。2015年11月21日,神奈川県南足柄市と静岡県駿東郡小山町の県境で南関東の花粉発生源とされる足柄峠における東邦大学理学部訪問教授・佐橋紀男氏の花芽調査に同行した。観測の結果,着花状況は良好であったが,花芽自体は全体的に小粒で鈴なり状の花芽を着けた枝は少なかった。2016年の飛散は過去10年平均並みが見込まれた。