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2015年の心血管領域の論文,AHA/ASAが選んだトップ10は

2016年01月08日 12:05

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 米国心臓協会(AHA)と米国脳卒中協会(ASA)は昨年(2015年)12月31日, 2015年に発表された心血管疾患領域の研究論文の中から最も先進的な研究トップ10を発表した。両学会の関係者で構成された委員会で選ばれた。1位は,現行GLの推奨値を大幅に下回る血圧値を目標とした厳格な降圧療法が心血管イベントや全死亡のリスクを有意に低下させることを示し,米国内外で大きなインパクトを与えたSPRINT試験(関連記事)。2位には近年開発された糖尿病治療薬で初めて糖尿病患者の心血管イベントのリスクを抑制したとして注目されたSGLT2阻害薬エンパグリフロジンのEMPA-REG OUTCOME試験(関連記事)が選ばれた。3位は急性期脳梗塞に対する血管内治療の有効性を示した5件のRCT(関連記事1関連記事2),4位は新規機序の脂質低下薬であるPCSK9 阻害薬2剤(evolocumabとalirocumab)の長期成績を明らかにしたOSLER試験とODYSSEY LONG TERM試験(関連記事)など脂質異常症に関連した複数の研究,5位は院外心停止例に対する心肺蘇生で人工呼吸のため胸骨圧迫を中断しても,胸骨圧迫を継続した場合と予後は同等であったとするクラスターRCT(関連記事)。薬剤溶出ステント(DES)に次ぐ技術革新として注目されている生体吸収性ステントの有効性を,わが国を含む世界各国で検討した大規模臨床試験,ABSORBⅢやABSORB Japan(関連記事)も10位に入った。

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