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がん細胞の保護に関わる遺伝子IER5発見

新たな分子標的薬の創出に道

 2016年01月25日 07:10
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 がん細胞は常に低酸素や栄養不足などのストレスにさらされているが,多様な機能によって,生存や増殖を図っている。転写活性化因子であるHSF1を活性化し,他の蛋白質を修復する蛋白質であるHSP(ヒートショックプロテイン)を誘導することも,がん細胞がストレスから回復するために有する機能(図1)の1つである。国立がん研究センター研究所希少がん研究分野主任研究員の大木理恵子氏らの研究グループは,このHSF1と結合してHSPを誘導するIER5を発見し,Scientific Reports2016年1月12日オンライン版)で報告した。同遺伝子を分子標的として阻害することで,がんを抑制できる可能性がある。

図1.正常細胞およびがん細胞におけるストレス応答

(大木理恵子氏提供)

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