改訂中のスポーツ頭部外傷提言に「小児」を追加
2016年02月04日 14:10
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脳震盪後症候群※や高次機能障害との関連から,脳震盪などのスポーツ頭部外傷リスクへの認識が高まりつつある。しかし,小児のスポーツ頭部外傷の初期対応に当たる親などの認識は十分とはいえず,専門的な対応の遅れが重大な後遺症を招いている。現在,「スポーツ頭部外傷に関する提言」(日本脳神経外傷学会)が改訂中であるが,今回「小児に関する事項」が追加されることを,日本医科大学救急医学教室講師の荒木尚氏が,第21回日本脳神経外科救急学会(1月29~30日,会長=日本大学脳神経外科教授・平山晃康氏)のシンポジウム「スポーツ頭部外傷:最新の知見」で明らかにした。
- ※ 脳震盪後に出現する頭痛,めまい,抑うつ,集中力低下などの症状