話題の「筋膜リリース」が糖尿病にも効果
身体活動量が17%増加,血糖値も改善
2016年02月08日 07:10
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糖尿病管理に運動療法は欠かせないが,慢性的な運動不足に陥っている患者も多く,特に下腿のこむら返りや足関節の可動域制限(以下,下腿症状)により,運動が困難な例も見られる。東京医科大学八王子医療センター糖尿病・内分泌・代謝内科の天川淑宏氏は,下腿症状のある糖尿病患者に下腿筋膜リリース(Myofascial Release;MR)を施行した結果,身体活動量が平均17%増加した他,体重減少,HbA1c値の改善などが見られたと第50回日本成人病(生活習慣病)学会学術集会(1月16~17日,会長=東京医科大学糖尿病・代謝・内分泌・リウマチ・膠原病内科学主任教授・小田原雅人氏)で報告した。