急性腹症診療GLの認知率は低い
2016年03月14日 10:00
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2015年3月に急性腹症診療ガイドライン2015(以下GL)が発刊され実臨床への普及が始まった。有意義なGLとするにはこれを広く周知させる必要があるが,その実態は十分に把握されていない。香川県厚生農業協同組合連合会屋島総合病院外科の村岡孝幸氏は同院の常勤医師を対象にアンケートを行い,GLを認知していた医師が13%にとどまったことを報告。「周知に向けて学会からの啓発活動を推進してほしい」と第52回日本腹部救急医学会総会(3月3 ~4日,会長=日本医科大学消化器外科主任教授・内田英二氏)のワークショップ「急性腹症ガイドラインの検証」で提案した。