ノロチャートで全職員参加の早期対策
アウトブレイクの教訓を生かす京大病院
2016年03月18日 07:00
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感染力が強力なノロウイルスは,時にアウトブレイクを引き起こす。医療施設もその例外ではない。2011年に米疾病対策センター(CDC)から「医療現場におけるノロウイルス胃腸炎のアウトブレイク予防と制御のガイドライン」(CDCガイドライン,関連リンク参照)が発表されたが,日本ではどのような対策が立てられているのだろうか。第31回日本環境感染学会総会・学術集会(2月19〜20日,会長=京都大学大学院臨床病態検査学教授・一山智氏)において,京都大学病院感染制御部/ICT講師の長尾美紀氏は,CDCガイドラインのポイントを説明するとともに,集団感染の発生経験から構築したノロウイルス感染対策法を紹介した。