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ビタミンD低値の膝OAへの補充療法,有益性なし

 2016年04月01日 07:05

 血清ビタミンD低値の症候性変形性膝関節症(膝OA)患者のビタミンD補充に有益性はなく支持されないと,オーストラリアのグループがJAMA(2016; 315: 1005-1013)に発表した。

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血清25(OH)D値は有意に上昇したものの...

 観察研究で膝OAに対するビタミンD補充のベネフィットが示唆されているが,試験の結果は一致していない。同グループは,血清25-ヒドロキシビタミンD〔25(OH)D〕低値(12.5〜60nmol/L)の症候性膝OA患者を対象に,ビタミンD補充の有効性を検討する多施設ランダム化比較試験を実施した。

 2010年6月〜11年12月に413例(平均年齢63.2歳,女性50%)を登録。209例を月1回の経口ビタミンD3 5万IU補充群,204例をプラセボ群に割り付け,2年間投与した。1次エンドポイントは,MRIで評価した脛骨軟骨容積の変化およびWestern Ontario and McMaster Universities Arthritis Index(WOMAC)の疼痛スコア〔0(疼痛なし)〜500(最も強い疼痛)〕の変化とした。

 340例(82.3%)が試験を完了した。2年後の血清25(OH)D値の増加はプラセボ群の6.7nmol/Lに対し,ビタミンD補充群では40.6nmol/Lと有意差が認められた(P<0.001)。しかし,ビタミンD補充群とプラセボ群の脛骨軟骨容積の年間の変化(3.4%対−4.2%,P=0.13),およびWOMAC疼痛スコアの変化(49.9対5.1,P=0.10)のいずれにおいても有意差はなかった。

 同グループは「今回の研究でプラセボとの間に有意差がなかったことから,膝OA患者の脛骨軟骨欠損の予防や疼痛改善にビタミンD補充は支持されない」としている。

(編集部)

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