バタフライリボン胸に 甲状腺疾患の認知度向上を
世界甲状腺デー
2016年04月04日 12:00
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甲状腺疾患は,わが国では500万~700万人が罹患していると推計されている。そのうち治療が必要な甲状腺患者数は240万人だが,実際に治療を受けているのは65万人と治療されていない患者が多く存在し,甲状腺疾患に対する意識向上が求められる。日本甲状腺学会では,2008年に欧州甲状腺学会が制定した世界甲状腺デー(5月25日)に合わせ,甲状腺疾患啓発・検査推進運動の啓発活動を展開する。その活動方針説明会(日本甲状腺学会主催)が3月29日に開催され,同学会理事長の赤水尚史氏(和歌山県立医科大学糖尿病・内分泌代謝内科教授)が疾患啓発のシンボルマークを用いた甲状腺疾患の認知度向上に期待を示した。