小児の移植関連死に"副鼻腔炎"が浮上
2016年04月08日 07:00
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札幌北楡病院小児思春期科の岸本健治氏(現兵庫県立こども病院小児がん医療センター血液・腫瘍内科)らは,造血細胞移植(SCT)の前検査で認められた副鼻腔炎が予後に及ぼす影響を検討した。その結果,移植前に副鼻腔炎を有する小児では,なかった小児に比べて移植関連死亡が有意に多く,全生存率(OS )が有意に低かったことを,第38回日本造血細胞移植学会総会(3月3~5日,会長=名古屋第一赤十字病院副院長,血液内科内部長・宮村耕一氏)で報告した。