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フルオロキノロン,重篤不整脈と関連なし

 2016年04月08日 07:05

イメージ画像 写真はイメージです。 (c)Thinkstock/Getty Images

 大規模なコホート研究の結果,経口フルオロキノロン系薬の使用による重篤な不整脈のリスク上昇は認められなかったと,スウェーデンとデンマークの共同研究グループがBMJ2016; 352: i843)に発表した。

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100万回の使用で-13例の確立

 先行研究で,経口フルオロキノロン系薬による不整脈誘発の可能性が示唆されている。同グループは,デンマーク(1997〜2011年)とスウェーデン(2006〜13年)の医療データベースに登録された40〜79歳の患者の中から,経口フルオロキノロン系薬の処方を受けた90万9,656例を抽出。不整脈誘発作用のないペニシリンVの処方を受けた傾向スコアがマッチする90万9,656例との間で,それぞれの使用開始から7日目までの致死的および非致死的な重篤不整脈の発症率を比較した。

 使用されていたフルオロキノロン系薬はシプロフロキサシンが82.6%と大部分を占め,以下,ノルフロキサシン12.1%,オフロキサシン3.2%などとなっていた。

 追跡中に144例に重篤な不整脈が確認された。66例がフルオロキノロン系薬使用中(発症率:3.4例/1,000人・年),78例がペニシリンV使用中(同4例/1,000人・年)の発症で,フルオロキノロン系薬使用中の発症率比は0.85(95%CI 0.61〜1.18)であった。また,ペニシリンVと比較した重篤不整脈の絶対リスク差は,フルオロキノロン系薬100万回の使用で-13例だった。

(編集部)

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