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80歳以上の不安定狭心症も侵襲的治療が有益

 2016年04月11日 07:10

イメージ画像 (c)Thinkstock/Getty Images

 80歳以上の高齢者であっても非ST上昇型心筋梗塞(NSTEMI)と不安定狭心症に対しては早期の侵襲的治療が保存的治療より有益であることを示す試験結果が,ノルウェーのグループによりLancet2016; 387: 1057-1065)に発表された。

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侵襲的治療により複合イベントが0.53倍に

 NSTEMIと不安定狭心症は高齢者の入院の原因となることが多い。しかし,高齢者を対象とした臨床試験は少ないため,高齢患者はガイドラインに沿った治療を受ける機会が少ない傾向がある。同グループは,この集団における早期侵襲的治療と保存的治療を比較する多施設試験を実施した。

 対象は,16病院に入院した80歳以上のNSTEMIまたは不安定狭心症の患者457例。早期に冠動脈造影を行って経皮的冠動脈インターベンション,冠動脈バイパス術,最適薬物療法のいずれかを適用する侵襲的治療群と,最適薬物療法のみを行う保存的治療群にランダムに割り付けた。1次エンドポイントはMI,緊急血行再建の必要性,脳卒中,死亡を合わせた複合イベントとした。

 中央値1.53年の追跡で,複合イベントの発生は保存的治療群の228例中140例(61.4%)に対し侵襲的治療群では229例中93例(40.6%)と有意に少なく,ハザード比(HR)は0.53(95%CI 0.41〜0.69,P=0.0001)であった。それぞれのイベントのHRはMIが0.52(同0.35〜0.76,P=0.0010),緊急血行再建の必要性が0.19(同0.07〜0.52,P=0.0010),脳卒中が0.60(同0.25〜1.46,P=0.2650),死亡が0.89(同0.62〜1.28,P=0.5340)だった。

 大出血の発生は両群4例で,小出血は侵襲的治療群の23例,保存的治療群の16例に見られた。

(編集部)

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