肝がんの全ゲノム解析から見えてきたもの
日本人肝がん300例の全ゲノムを解読
2016年04月18日 07:00
2名の医師が参考になったと回答
日本人肝がん患者300例の全ゲノムシーケンス解析を実施し,それらのゲノム情報を全て解読したことを国立がん研究センター研究所,理化学研究所,東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センター,広島大学大学院などの共同研究グループがNat Genet(4月11日オンライン版 )で報告した。同研究の結果,ゲノム構造異常や非コード領域の変異が多数同定されたという。既に第一報を伝えているが,ここでは研究の詳細を解説する。