先の大震災で行われた「さんあい体操」とは? 被災地のVTE予防に向け開発 2016年04月20日 13:50 2名の医師が参考になったと回答 一昨日(4月18日),被災地・熊本で車中泊した被災者が肺塞栓症(PE)を発症し,死亡したと報じられた(関連記事1,2)。狭い車内や混雑した避難所で長時間同じ姿勢でいると,静脈血栓塞栓症〔VTE:深部静脈血栓塞栓症(DVT)/PE〕のリスクが増大する。こうした被災者のVTE発症予防法として考案されたのが「さんあい体操」だ。災害時に,いつでも,どこでも気軽に行えるこの体操は,東日本大震災時にほとんどの避難所で実際に行われた。