気流制限患者での心血管死,1秒量がリスク評価に
2016年05月21日 07:00
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山形大学内科学第一講座講師の井上純人氏らは,山形県高畠町の住民を対象に呼吸機能と生命予後との関係を検討した疫学調査(以下,山形高畠研究)の結果から,気流制限を有する者では総死亡や心血管疾患死の割合が高く,気流制限の指標である1秒量(FEV1)が心血管疾患死のリスク評価に有用であると,第56回日本呼吸器学会学術講演会(4月8〜10日,会長=日本大学呼吸器内科学主任教授・橋本修氏)で指摘した。