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植物油摂取で脂質低下すれど死亡率は上昇

【海外短報】

 2016年05月21日 06:00

イメージ画像 (c)Thinkstock/Getty Images

 40年以上前に米国で行われたランダム化比較試験(RCT)の未発表データを解析した結果、飽和脂肪をリノール酸の多い植物油に替えることでコレステロール値は有意に低下するが、死亡リスクは上昇することが示された。米・National Institute of HealthとUniversity of North CarolinaのグループがBMJ2016; 353: i1246)に発表した。

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同様のRCT4件含むメタ解析でも否定

 このRCTは、1968〜73年に行われたMinnesota Coronary Experiment(MCE)。ミネソタ州のナーシングホーム1施設の入所者と州立精神科病院6施設の入院患者計9,423例を、介入群(飽和脂肪をコーン油とコーン油製多価不飽和マーガリンに変更)と対照群(動物性脂肪、一般的なマーガリン、ショートニングを摂取)に割り付けた。

 今回の解析には、試験食を1年間以上摂取し血清総コレステロール(TC)値の経時的測定データが得られた2,355例(介入群1,179例、対照群1,176例)と剖検が行われた149例(同76例、73例)が含まれ、血清TC値の変化と全死亡、心筋梗塞(MI)および冠動脈硬化症との関係を評価した。

 その結果、介入群は対照群と比べ血清TC値が有意に低下し、登録時からの平均変化は対照群の−1%に対し−13.8%であった(P<0.001)。共変数補正後のCox回帰モデルによる解析では、TC値30mg/dL低下ごとに死亡リスクは22%上昇した〔ハザード比(HR)1.22、95%CI 1.14〜1.32、P<0.001〕。剖検例でMIが確認された割合は介入群の方が高かった(41%対22%、発症率比1.90、P=0.035)が、冠動脈硬化症のスコアに差はなかった。

 同グループはMCEと同様の検討を行った他の4件のRCTを含むメタ解析を行った。その結果、TCを低下させる介入に冠動脈疾患死(HR 1.13、95%CI 0.83〜1.54)と全死亡(同1.07、0.90〜1.27)を減少させるエビデンスは認められなかった。

(編集部)

  

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