ESCなど10学会がCVD予防ガイドラインを発表
2016年05月31日 06:30
欧州心臓病学会(ESC)など欧州の循環器・糖尿病関連10学会が5月24日、心血管疾患(CVD)予防のための欧州合同ガイドライン2016をESC心不全会議(Heart Failure 2016、2016年5月21~24日、フィレンツェ)で発表した。第6回欧州合同作成委員会(The sixth Joint Task Force)による今改訂版では、個人の生活習慣を効果的に変容させる集団アプローチの重要性を初めて強調。都市計画で運動しやすい環境の整備を考慮することや、食品成分規制の法制化やトランス脂肪酸の製造禁止、生活習慣の改善を後押しする税制優遇制度の導入などを推奨し、構造的施策の強化を求めている。本GLはEur Heart J(2016年5月23日オンライン版)などで発表された。