外科医の明るい未来に必要な方策は?
2016年06月01日 07:00
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外科医の待遇改善策は、実際に行うとなると難しい面が多々ある。単に報酬を上げるだけでは長時間勤務の課題は解決しないし、主たる勤務先の長時間勤務だけを是正しても収入補塡を求めた兼業が増える。女性医師優遇策だけを図れば男性医師の負担が増加するなど、場当たり的な対症療法ではなかなか解決には至らない。第116回日本外科学会定期学術集会(4月14〜16日、会頭=大阪大学大学院心臓血管外科教授・澤芳樹氏)の特別企画「外科医の待遇-明るい未来のために-」(関連記事)では、外科医としての充実した働きと一生活者としての営み、その双方を維持しうるワークライフバランスの実現のためには何が必要か、先進事例の取り組みなどが紹介された。