レジスタンス運動は尿アルブミンに影響せず
糖尿病腎症患者の運動療法
2016年06月24日 07:05
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今年(2016年)4月の診療報酬改定により、条件付きながら腎不全期の患者への運動指導料の加算が認められた。虚血性心疾患を起こしにくいとして見直されているレジスタンス運動について、大阪市立総合医療センター糖尿病内科部長の細井雅之氏は、長期のレジスタンス運動は糖尿病腎症患者においても血圧や尿アルブミンに影響することなく体重減少をもたらしたと、第59回日本糖尿病学会年次学術集会(5月19~21日、会長=京都大学大学院糖尿病・内分泌・栄養内科学教授・稲垣暢也氏)のシンポジウム「運動療法の現在と未来」で述べた。