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心停止患者への高用量EPOに有益性なし

【海外短報】

 2016年07月18日 07:00

イメージ画像 (c)Thinkstock/Getty Images ※画像はイメージです

 院外心停止患者に対する高用量エリスロポエチン療法に有益性は認められないと、フランスのグループがJ Am Coll Cardiol2016; 68: 40-49)に発表した。

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重篤な有害事象の発現も有意に多い

 予備的データで、院外心停止患者への高用量エリスロポエチン製剤投与の臨床的ベネフィットが示唆されている。同グループは、院外心停止患者の転帰に対するエポエチンα療法の有効性を評価する多施設ランダム化比較試験を実施した。

 目撃者がいる心原性と考えられる院外心停止後、昏睡状態が続いている患者を登録適格者とした。介入群には蘇生後の最初の48時間にエポエチンα4万単位を12時間間隔で計5回(合計20万単位)静脈内投与した。対照群には標準治療のみを行った。主要エンドポイントは、60日目にCerebral Perfor­mance Category(CPC)スケールのレベル1(神経学的後遺症がないか、または軽度の状態での生存)に達した患者の割合とした。

 解析対象は476例(介入群234例、対照群242例)で、登録時の両群の患者特性は類似していた。解析の結果、60日目にCPCスケールのレベル1に達した患者の割合は介入群32.4%、対照群32.1%で有意差は認められなかった。また、両群の死亡率とCPCスケールのレベル別に見た患者の割合にも相違はなかった。

 重篤な有害事象の発現頻度は介入群の方が高く(22.6%対14.9%、P=0.03)、特に血栓性合併症が多かった(12.4%対5.8%、P=0.01)。

(編集部)

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