新専門医制度が延期、新理事会の決断
2016年07月21日 19:45
(左から日本専門医機構副理事長の山下英俊氏、理事長の吉村博邦氏、副理事長の松原謙二氏)
日本専門医機構は7月20日、2017年4月としていた新専門医制度の開始時期を2018年4月まで1年間、延期すると発表した。同日開催された理事会で決定されたもので、7月25日開催の社員総会で承認される見通し。7月4日から同機構の新理事長に就任している吉村博邦氏は、今回の延期について、「来年、専門医を目指す専攻医に混乱を来さないため、地域医療の確保を心配している方々の懸念を払拭するため、国民に適切な医療を提供するためにも、ここは一度立ち止まって問題点を改善し、新制度は日本専門医機構と各学会がよく連携した上での一斉スタートとする」と話している。