脳卒中予防はグローバルかつ地域特性を考慮
32カ国 2万7,000人の調査、INTERSTROKE研究
2016年07月22日 17:00
脳卒中の予防にはグローバルな対策に加えて地域特性を考慮すべきである。32カ国約2万7千人を対象に脳卒中のリスク因子を調べた症例対照研究INTERSTROKEの結果、世界のいずれの地域でも血圧を含む10因子が全脳卒中の原因の約90%を占めており、血圧は依然として最も重要な修正可能リスク因子であるが、一部のリスク因子の相対的重要度については地域間で違いが認められ、脳卒中リスク低減に向けた戦略を構築する際には、当該地域のリスク特性を考慮すべきことをカナダ・McMaster UniversityのMartin J O'Donnell氏らがLancet(2016年7月15日オンライン版)で報告した。