新専門医制度の問題再検証へ
理事長トップの基本問題検討委員会設立
2016年08月09日 11:50
2名の医師が参考になったと回答
(左から日本専門医機構副理事長の山下英俊氏、理事長の吉村博邦氏、副理事長の松原謙二氏)
日本専門医機構は8月5日、同日の理事会後に記者発表会を開き、新専門医制度に関する基本的な枠組みを再検証する基本問題検討委員会を設立したと発表した。同機構理事長の吉村博邦氏が委員長を務めるこの委員会では、9月中に同制度に関わる諸問題を洗い出し、解決へ向け一定の方向性を示す見込みであるという。また、専門医の研修プログラムに対する基本18領域における各学会の意向や、同機構が認定する総合診療専門医制度の運用開始も新専門医制度同様2018年度以降に見送ることが報告された。新専門医制度については、先月同機構が開いた社員総会にて、開始時期を2017年度から2018年度をめどに延期することが決まっていた。