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心不全患者はがん発症リスクが高い

 2016年08月10日 07:00

イメージ画像 (c)Thinkstock/Getty Images ※画像はイメージです

 心不全(HF)患者はがんの発症リスクが高いと、イスラエルと米国の共同研究グループがJ Am Coll Cardiol2016; 68: 265-271)に発表した。

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がん関連死亡は有意差なし

 同グループは以前に、地域住民を対象とした症例対照研究でHF患者はがん発症リスクが高いことを報告している(J Am Coll Cardiol 2013; 62: 881-886)。今回は、米ミネソタ州オルムステッド郡の住民で2002〜10年に初回の心筋梗塞(MI)を発症した患者を追跡し、HF発症群と非発症群のがんリスクを比較した。

 対象MI患者は1,081例(平均年齢64歳、男性60%)。平均4.9年の追跡で228例がHF、98例ががん(非メラノーマ皮膚がんは除外)を発症した。1,000人・年当たりのがん罹患密度はHF群33.7例、非HF群15.6例であった(P=0.002)。

 HFと関係するがんのハザード比(HR)は未補正解析で2.16(95%CI 1.39〜3.35)、年齢、性、チャールソン併存疾患指数で補正後も1.71(同1.07〜2.73)といずれも有意に高かった。がんと関連する死亡のHRは非HF群が4.90、HF群が3.91(相互作用のP=0.76)であった。

(編集部)

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