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腫瘍溶解ウイルス、国がんで医師主導治験

 2016年08月17日 13:40
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 オンコリスバイオファーマは8月10日、腫瘍溶解ウイルスOBP-301(商品名:テロメライシン)について、国立がん研究センター東病院副院長で先端医療科長の土井俊彦氏らの研究グループと、進行性または転移性固形がん患者を対象に他の治療法との併用による効果を検証する医師主導治験契約を締結したと発表した。同ウイルスが持つ強力な感染力を生かし、がん細胞を破壊する仕組み。

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「腫瘍溶解ウイルス」とは、がん細胞中で特異的に増殖してがん細胞を破壊するウイルスである。岡山大学で開発された国産の抗がんウイルス製剤OBP-301は、かぜのウイルスの1つであるアデノウイルスのE1領域に、多くのがん細胞で活性が亢進しているテロメラーゼというテロメア合成酵素のプロモーターを遺伝子改変によって組み込んだもの。OBP-301がヒトのがん細胞に感染すると、1日で10万~100万倍に増殖し、がん細胞を破壊する。一方、OBP-301は正常組織細胞にも同様に感染するが、正常組織細胞ではテロメラーゼ活性がないためウイルスは増殖せず、損傷は少ないと考えられている。

 同社はこれまでの研究で、OBP-301の腫瘍溶解作用がCTL活性(細胞傷害性T細胞活性)を誘導することによる腫瘍免疫の増強・強化を検討してきたが、昨年(2015年)から国内外の研究機関と共同研究契約を締結。OBP-301と他のがん治療法との併用よる抗腫瘍効果、および全身的な腫瘍免疫活性化に関する基礎研究を進める体制を整えている。

 また既に米国では、各種固形がんを対象とするOBP-301の第I相試験が終了しており、さらに肝細胞がんを対象とする第I/II相試験では同薬の単剤での最大投与量までの安全性が確認されている。今回、より幅広い適応の可能性を探索すべく、他の治療法との併用による安全性・有効性・腫瘍効果の評価を進めていくという。

(髙田あや)

  

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