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抗CD4 CAR-T療法が希少疾病医薬品に

難治の末梢性T細胞リンパ腫で

 2016年08月18日 14:25

 米・iCell Gene Therapeutics社は8月11日、末梢性T細胞リンパ腫(PTCL)に対するCD4蛋白質を標的としたキメラ抗原受容体chimeric antigen receptor(CAR)遺伝子改変T細胞療法(抗CD4 CAR-T療法)が、米食品医薬品局(FDA)からオーファンドラッグに指定されたことを発表した。PTCLは難治で治療法が確立されておらず、有効な治療法の開発が待ち望まれているが、CAR-T療法は次世代のがん治療として期待されるがん免疫療法である。

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開発競争が激化しているCAR-T療法

 非ホジキンリンパ腫の10~15%を占めるPTCLは、B細胞性の非ホジキンリンパ腫に比べて、治療抵抗性で予後不良であり、標準治療が確立されていない。唯一の潜在的治療法は骨髄移植(BMT)とされているものの、BMTの許容性は乏しく、治療選択肢がない患者も少なくない。

 患者T細胞を体外で増幅してから患者に戻すT細胞療法(養子免疫療法)は、患者への侵襲性が低く、「第4のがん治療法」として期待されてきたが、従来の養子免疫療法では期待された臨床効果は得られていない。それに対し、CAR-T療法では、がん細胞やその周囲環境が有する腫瘍免疫回避機構に打ち勝てるよう、患者から採取した通常の末梢血T細胞を遺伝子改変することにより作製したCAR発現T細胞が用いられている。

 これまでCD19陽性の血液腫瘍に対するCAR-T療法の臨床研究は進められていたが、CD4陽性のPTCLに対するCAR-T療法のヒト臨床試験は行われていなかった。現在、iCell Gene Therapeutics社は米国立衛生研究所など幾つかの米国内の研究機関との共同研究により、抗CD4 CAR-T療法の第I相試験を計画中であるという。

 なおCAR-T細胞療法については、製薬会社やバイオテクノロジー企業が次々と参入し研究開発の競争が激化している。小野薬品工業も先月(2016年7月)、ベルギー・Celyad社が開発中である他家CAR-T療法 NKR-2を日本・韓国・台湾で独占的に開発・商業化する権利を取得したことを発表している。

(髙田あや)

  

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