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抗がん薬による悪心嘔吐の予防薬が米で承認

急性、遅発性両方の予防に

 2016年08月25日 07:20
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 米・Heron Therapeutics社は8月10日、独自のポリマーベースの薬物送達技術を使った悪心嘔吐予防薬の5-HT3受容体拮抗制吐薬グラニセトロン注射(商品名:SUSTOL)が米食品医薬品局(FDA)より承認を受けたことを発表した。同薬は、乳がんなどで汎用されるアントラサイクリン系抗がん薬とシクロホスファミドを含むレジメンに関連する急性嘔吐、遅発性嘔吐の両方の予防に有効とされる。

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5日以上グラニセトロンの治療レベルを維持

 SUSTOLは、他の制吐薬との併用により、中等度リスクの催吐性がある化学療法、あるいはアントラサイクリン系抗がん薬、シクロホスファミドを含むレジメンの初期あるいは反復コースに関連する急性および遅発性の悪心・嘔吐を予防する徐放性グラニセトロン注射液である。

 SUSTOLは、米国で初めて承認されるポリマーベースの薬物送達技術を使った薬剤で、5日以上グラニセトロンの治療レベルを維持し、かつ抗がん薬による急性嘔吐、遅発性嘔吐の両方の予防に有効とされる。

 SUSTOLの第Ⅲ相試験では、2,000人以上のがん患者を対象に急性期(化学療法後1日目)と遅発期(化学療法後2~5日目)における同薬の有効性と安全性が評価された。

 ただし同薬は、グラニセトロンおよびSUSTOL、5-HT3受容体拮抗の何らかの成分に過敏性の既往歴がある患者に対しては禁忌である。また重篤な腎機能障害がある患者には投与すべきでないとされ、中等度の腎障害がある患者に対しては、14日に1回以上の頻度で投与すべきでないとされている。

 3%以上の患者に認められた同薬の有害事象は注射部位反応、便秘、疲労、頭痛、下痢、腹痛、不眠症、消化不良、めまい、無力、胃食道逆流であった。

(髙田あや)

  

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