CRT非反応例の予後に僧帽弁閉鎖が関与
心不全による入院の予測にエコー評価が有用か
2016年09月02日 07:20
心臓再同期療法(CRT)は薬剤抵抗性で同期不全を伴う重篤な心不全患者に対して有用な治療法だが、治療の効果が現れないノンレスポンダーが一定数存在する。大阪大学大学院循環器内科学の南口仁氏は、心エコー図による評価がCRT植え込み後の心不全による入院を予測しうるか検討し、ノンレスポンダー群の入院例で中等度以上の僧帽弁逆流が多かったことを第63回日本不整脈心電学会学術大会(会長=筑波大学循環器内科教授・青沼和隆氏)で報告した。