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高拍出性心不全では肥満が原因に

【海外短報】

 2016年09月09日 07:00

 肥満が高拍出性心不全の重要な原因になっていると、米・Mayo ClinicのグループがJ Am Coll Cardiol2016; 68: 473-482)に発表した。

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対照群に比べ死亡リスク高い

 高拍出性心不全は心機能が亢進(心拍出量が増加)しているにもかかわらず心不全状態を来す、まれな病態。同グループは、血行動態の評価のために2000〜14年に自施設の心臓カテーテル検査室に紹介された患者のデータを後ろ向きに解析し、高拍出性心不全の原因、臨床および血行動態的特性、転帰などを検討した。

 解析対象の高拍出性心不全患者は120例。原因として最も多かったのは肥満の31%で、次いで肝疾患と動静脈シャントがそれぞれ23%、肺疾患16%、骨髄増殖性疾患8%の順であった。

 年齢および性がマッチする対照24例との比較で、高拍出性心不全患者は異常な左室リモデリング、ナトリウム利尿ペプチド値亢進、高充満圧、肺高血圧の所見、同等の左室駆出率下での心拍出量増加を示した。高拍出性心不全患者の心拍出量増加は、後負荷の低下(全末梢血管抵抗の低下)および代謝率の亢進と関係していた。

 高拍出性心不全患者は対照群と比べ死亡リスクが高く(ハザード比3.4、95%CI 1.6〜7.6)、血行動態と転帰が最も不良だったのは全末梢血管抵抗が最低値の患者であった。

(編集部)

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