【解説】乳がん予後予測はどこまで可能か
がん研究会有明病院乳腺センター・乳腺内科・部長/ 伊藤良則氏
2016年09月15日 07:15
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早期乳がん患者に対して術後化学療法を行うべきか―。この判断をするための多遺伝子アッセイの1つであるMammaPrintを用いて早期乳がん患者の再発リスクを評価し、予後を解析した国際ランダム化比較第Ⅲ相試験であるMINDACTの結果が最近報告された(関連記事)。わが国の現行の乳癌診療ガイドライン(2015年版)では、MammaPrintの推奨グレードはC1となっているが、来年(2017年)に予定されている同ガイドライン改訂にはこの試験結果はどのように影響するのか。日本乳癌学会の理事である伊藤良則氏にMINDACT試験結果の意義について解説してもらった。