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胸部外科手術の調査結果を発表

日本胸部外科学会「2014年学術調査結果」

 2016年09月15日 17:10
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 日本胸部外科学会は9月13日に記者会見を行い、2014年学術調査結果について発表した。全国の施設でアンケートを行い、心臓大血管外科、呼吸器外科、食道外科における各施設での平均年間症例数および手術死亡率などを解析したもので、日本の胸部外科手術の成績向上に寄与することを目的としている。心臓大血管外科のうち弁膜症、大動脈瘤の手術数は前年に比べ増加していることなどが明らかとなった。

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心臓大血管外科の手術は年間6万5,000件超

 アンケートは心臓大血管外科578施設のうち561施設(回答率97.1%)、呼吸器外科762施設のうち732施設(同96.1%)、食道外科626施設のうち601施設(同96%)から回答を得た。

 その結果、心臓大血管外科の手術は6万6,453件で行われ、1986年の約3倍となった。うち先天性疾患は9,269件で、2013年に比べて1.0%、2004年に比べて2.9%減少した。成人性疾患のうち弁膜症は2万1,939件で同0.8%、同73.8%の増加、虚血性心疾患は1万5,629件で同5.6%、同26.5%の減少だった。大動脈瘤は1万7,498件で同11.0%、114.5%の増加、その他は2,118件で同13.2%、同56.5%の増加だった。

 虚血性心疾患の手術のうち、待機的冠動脈バイパス術は10年間で減少傾向にあり、横浜市立大学大学院外科治療学主任教授の益田宗孝氏はPCIの普及によるものと説明。また、オフポンプによる術式が2014年では6割程度と欧米の2割程度に比べて多く、「日本心臓外科医の技術の高さが示されているのではないか」と述べた。その他、弁膜症の単独大動脈弁は2005年には6,000件程度だったのが2014年には1万件を超え、大動脈乖離ではA型が3,500件程度だったのが6,000件を超え、B型が1,000件に満たなかったのが3,000件程度に増加した。

呼吸器外科手術数は30年前の約5倍

 呼吸器外科手術は7万7,070件で、「1986年の約5倍となった」と大阪大学大学院呼吸器外科学教授の奥村明之進氏は述べた。うち肺がんは3万8,085件(全体に占める割合49.4%)、転移性肺腫瘍手術は8,057件(10.5%)、縦隔腫瘍手術4,685件(6.1%)、炎症性肺疾患に対する肺手術2,287件(3.0%)、気胸1万4,572件(18.9%)だった。肺がん手術数、スリーブ肺葉切除を含む肺葉切除術は増加傾向にあった。同氏は「人間ドックでのCT検査により転移の恐れが非常に低い超早期の時点で肺がんが発見される例が増え、肺葉切除術のうち縮小手術の割合が増えていることが考えられる」と述べた。

 食道外科手術は約1万4,000件で行われ、悪性食道疾患(手術あり)が約半数を占めた。食道悪性腫瘍は約8,000件で、内視鏡的粘膜切除術(EMR)もしくは内視鏡的粘膜下層剝離術(ESD)による手術が2割を占めていた。

林 みどり

  

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