つわり症状が流産リスク7割減に関連
2016年09月30日 07:10
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妊娠中の吐き気や嘔吐といった、いわゆる「つわり」の症状は妊婦のQOLを著しく低下させるが、つわり症状があることが良好な妊娠アウトカムに関連する可能性が複数の研究で示唆されていた。こうした中、米国立衛生研究所(NIH)Eunice Kennedy Shriver National Institute of Child Health and Human DevelopmentのStefanie N. Hinkle氏らが約800人の妊婦のデータを解析した結果、妊娠中に吐き気や嘔吐の症状を有することが、流産や死産などの妊娠損失リスクの低下に関連することが示された。特に吐き気と嘔吐の両方を経験した女性では、いずれの症状も経験しなかった女性に比べ同リスクが75%低かったという。詳細はJAMA Intern Med(2016年9月26日オンライン版)に掲載されている。