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喫煙する肺炎患者で死亡率が低い理由は?

【海外短報】

 2016年10月05日 07:05

イメージ画像 (c)Getty Images ※画像はイメージです

 菌血症を伴う肺炎球菌性肺炎(BPP)患者を対象とした前向き研究で、現喫煙者は非喫煙者より死亡率が低いという結果が示された。カナダのグループがChest2016;150:652-660)に発表した。

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致死率の低い血清型の分離率に違い

 複数の先行研究で、喫煙は肺炎患者の死亡の減少と独立して関係することが示唆されている。同グループは、肺炎球菌性肺炎に罹患した喫煙者は致死率が低い血清型の菌血症に罹患しやすく、これが死亡の減少につながっているのではないかという仮説を立てて検証した。

 対象は、カナダで2000〜10年にBPPで入院した18歳以上の1,636例。多変量ロジスティック回帰モデルを用いて、喫煙状態(現喫煙対非喫煙)による院内死亡の補正リスクを求め、さらに肺炎球菌の血清型で層別化した解析を行った。

 1,636例中49%が現喫煙者で、うち41%は致死率が低い血清型のBPPに罹患していた。解析の結果、院内死亡率は非喫煙者の20%(164/827例)に対し、現喫煙者では8%(62/809例)と有意に低かった(オッズ比0.52、95%CI 0.36〜0.77、P=0.001)。また、現喫煙者は非喫煙者と比べ致死率の低い血清型の分離率が有意に高かった(53%対29%、同1.67、1.31〜2.12、P<0.001)。

 今回の検討結果を踏まえ、同グループは「喫煙者は非喫煙者と比べ、致死率が低い血清型のBPPに罹患しやすいことが明らかになった。これにより、先行研究で示唆された喫煙による肺炎患者の死亡減少を部分的に説明できるのではないか」と考察している。

(編集部)


変更履歴(2016年10月5日):タイトルを変更しました

  

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