内科医のSGLT2阻害薬投与率は10%
日本臨床内科医会アンケート
2016年10月20日 07:15
2014年にSGLT2阻害薬が臨床で使用可能となり、糖尿病治療薬の種類が増加した。その一方で、高齢者に対する投与は注意を要する。日本臨床内科医会は会員の内科医を対象にSGLT2阻害薬の使用状況についてアンケートを行い、第30回同学会(10月9~10日)で結果を発表した。同会内分泌・代謝班班長で土井内科(京都府宇治市)院長の土井邦紘氏は糖尿病患者へのSGLT2阻害薬投与率が10%にとどまっていたことを踏まえ、「SGLT2阻害薬への関心は高いものの、副作用への懸念から慎重に使用している姿勢がうかがえた」と述べた。