乳がんの転移巣に原発巣と異なる遺伝子変異
的確な治療選択のため腫瘍内不均一性の解析を
2016年10月20日 07:20
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乳がんは、診断時の生検または手術時の原発巣の解析に基づいて治療法が選択され、一定の効果が得られている。しかし、近年の次世代シークエンス(NGS)解析により、腫瘍の多様性が治療抵抗性と深く関連することが示唆される。そこで、山梨県立中央病院外科の中込博氏は、NGS解析、バイオインフォマティック解析により原発巣と転移巣の腫瘍内不均一性(ITH;Intra-Tumor Heterogeneity)を調べた。ITHの解析で腫瘍のプロファイルを知ることにより、的確な治療選択が可能になるという。〔読み解くためのキーワード:腫瘍内不均一性〕