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「タウリン」が統合失調症の初期症状を軽減

 2016年10月26日 07:05

イメージ画像 (c)Getty Images ※画像はイメージです

 イカやタコなどに豊富に含まれ、栄養ドリンクにも添加されている「タウリン」のサプリメントが、統合失調症の初期段階に現れることが多い初回エピソード精神病(FEP)患者において、幻覚や妄想などの精神病症状の軽減に有効だったとする小規模ランダム化比較試験(RCT)の成績が国際早期精神病学会(ミラノ、10月20~22日)で発表された。同試験を実施したアイルランド・Donegal Mental Health ServiceのColin O'Donnell氏らによると、低用量の抗精神病薬による治療に加えてタウリンのサプリメントを使用したFEP患者では、プラセボを使用した患者に比べ簡易精神症状評価スコア(BPRS)などが有意に改善したという。

うつ症状も有意に改善

 幻覚や妄想、まとまりのない会話といった精神病症状が初めて発現するFEPは、統合失調症の早期治療において重要な病期とされている。O'Donnell氏らは今回、低用量の抗精神病薬による治療を受けているFEP患者86例(18~25歳)を対象とした二重盲検プラセボ対照RCTにおいて、心血管保護作用だけでなく抑制性神経伝達物質として働き、神経保護作用も有することが報告されているタウリンのサプリメントの効果について検証した。

 同試験では、47例にタウリンのサプリメント4gを1日1回投与し、39例に同用量のプラセボを投与した。投与期間は12週間だった。 その結果、プラセボ群に比べタウリン群では12週時点のBPRSの総スコアおよび精神病領域のスコアが有意に改善した(それぞれP0.004、P0.026)。また、統合失調症用うつ評価尺度(CDSS)のスコアも有意に改善した(P0.047)。さらに、タウリンの安全性と忍容性も確認された。 ただ、認知機能については両群間に有意差は認められなかった。

 同氏らは「今回の試験では、タウリン補充による認知機能の改善は認められなかったが、FEPの主な症状やうつ症状の改善が認められた。今後、より大規模なRCTで早期精神病におけるタウリンの有効性について検討する必要がある」としている。

(岬りり子)

  

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