AAAスクリーニングに長期効果なし
オーストラリア・高齢男性のランダム化試験結果
2016年11月09日 07:15
(c)Getty Images ※画像はイメージです
高齢男性への国家的な腹部大動脈瘤(AAA)スクリーニングはオーストラリアの医療環境では効果的でないことが示唆された。64~83歳の男性を対象とする腹部大動脈超音波検査によるスクリーニング勧奨の効果を検討するランダム化試験の結果を、Western Australian Institute for Medical ResearchのKieran A. McCaul氏らが、JAMA Intern Med(2016年10月30日オンライン版)に発表した。スクリーニング勧奨は、その後13年間のAAAの待機手術を増やしたが、死亡率を有意に減少させることはできなかった。