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保守的な酸素療法でICUでの死亡が減少

【海外短報】

 2016年11月17日 07:05

イメージ画像 (c)Getty Images ※画像はイメージです

 集中治療室(ICU)の重症患者に対し動脈血酸素分圧(PaO2)または動脈血酸素飽和度(SpO2)を低めに維持する「保守的」酸素療法は、ICUで一般的に行われている「従来型」酸素療法と比べ死亡例が有意に少ないことを示すランダム化比較試験(RCT)の結果が、イタリアのグループによりJAMA2016; 316:1583-1589)に発表された。

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 不必要な酸素療法の潜在的有害性が示唆されているにもかかわらず、重症患者ではかなりの期間、高酸素血症状態となる。同グループは、ICU患者に対する保守的酸素療法の転帰改善への影響を評価するオープンラベルのRCTを実施した。

 対象は72時間以上のICU在室が予測された成人患者。PaO2を70〜100mmHgまたはSpO2を94〜98%に維持する保守的酸素療法群(保守群)と、標準的ICU治療に従ってPaO2を最高150mmHgまで、またはSpO2を97〜100%とする従来型酸素療法群(従来群)に割り付けた。主要評価項目はICU在室中の死亡とした。当初に計画されたサンプルサイズは660例だったが、患者登録が困難だったため試験は早期に中止された。

 解析対象は434例で保守群が216例、従来群が218例であった。ICU在室中の毎日の時間加重平均PaO2の中央値は、保守群と比べ従来群が有意に高かった(87mmHg対102mmHg、P<0.001)。

 ICU在室中の死亡は従来群の44例(20.2%)に対し、保守群では25例(11.6%)と有意に少なかった(絶対リスク減少率0.086、相対リスク0.57、P=0.01)。また、保守群は従来群と比べショック、肝不全、血流感染症の発症率が有意に低かった。

(編集部)

  

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