大腸がん術後化学療法の投与期間を半分に
3カ月投与vs.6カ月投与の非劣性を検証
2016年11月30日 07:20
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大腸がんの術後補助化学療法としてのmFOLFOX6療法※1またはXELOX療法※2 の6カ月投与法に対する3カ月投与法の無病生存期間(DFS)における非劣性を検証するランダム化比較第Ⅲ相試験(ACHIEVE)の結果から、治療完遂率、有害事象(AE)の発現率のいずれにおいても、3カ月投与法が現在標準とされる6カ月投与法に比べて優れていることが示された。労働者健康安全機構大阪労災病院(堺市)外科の長谷川順一氏が第54回日本癌治療学会(10月20~22日)で報告した。同演題は、同学会の最優秀演題に選ばれた。