メニューを開く 検索を開く ログイン

ホーム »  ニュース »  2016年 »  健康・公衆衛生 »  喘息有病率が最も高い職種は? CDC調査

喘息有病率が最も高い職種は? CDC調査

 2016年12月07日 10:25

イメージ画像 (c)Getty Images ※画像はイメージです

 米国の18歳以上の労働者10万人超を対象に米疾病対策センター(CDC)が実施した調査から、医療・社会福祉サービス従事者で喘息有病率が特に高いことが分かった。労働者全体の平均有病率は7.7%だったが、業種別では医療や介護、ソーシャルケアの従事者など医療・社会福祉関係者で10.7%と最も高かった。米国立労働安全衛生研究所(NIOSH)のKatelynn E. Dodd氏らがMMWR Morb Mortal Wkly Rep2016; 65: 1325-1331)で報告した。

続きを読む(読了時間:約 2 分) 

職業別では看護・歯科助手などワースト

 Dodd氏らは今回、2013年のBehavioral Risk Factor Surveillance System(BRFSS)のデータを用い、米国内における州別および業種・職業別の喘息有病率について調べた。対象は同国21の州の18歳以上の労働者10万7,327人。その結果、全体の喘息有病率は平均7.7%だったが、州や業種、職業によって差が認められた。

 州別では最も高かったのがミシガン州の10.0%、最も低かったのはミシシッピ州の5.0%だった。業種別では「医療・社会福祉」で10.7%と最も高く、次いで「教育」(9.1%)、「芸術・芸能・娯楽」(9.0%)、「情報」(8.7%)、「小売業」(8.7%)が続いた。最も低かったのは「農林業および漁業・狩猟業」で4.2%だった。特にミシガン州の医療・社会福祉関係者で21.5%、マサチューセッツ州の情報産業関係者では18.0%と極めて高かった。

 職業別では看護助手や歯科助手などの医療・社会福祉サービスにおけるサポート業務の従事者で12.4%と最も高く、医師や看護師、技師などの医療従事者も9.2%と平均よりも高かった。

「パウダー付きラテックス手袋の使用は控えて」

 医療・社会福祉サービスの従事者で喘息の有病率が高い要因として、Dodd氏らは洗浄剤や消毒剤に曝露する機会が多いことに加え、パウダー付きラテックス手袋や噴霧剤などへの曝露も喘息症状を引き起こす可能性が示されていると説明。パウダー付きラテックス手袋を使用している労働者は、代わりにパウダーフリーの天然ゴム製手袋を使用することで喘息症状が改善するかもしれないとしている。

 また同氏らは、以前CDCが実施した2006~07年の調査データの分析からは、成人喘息患者の48%が職業に関連した喘息の有病者である可能性が示されているとした上で、「職業に関連した喘息では、症状に苦しむ日数がより多く、医療サービスの利用回数が増え、QOLは低下する」と指摘。「最善の治療や管理を行うためにも、医師は喘息の成人に対しては職歴について詳細に聴取することを考慮すべき。また、職業に関連した喘息の治療では、職場環境を改善するよう指導することが不可欠」と強調している。

(岬りり子)

  

ピックアップコンテンツ

コメント機能は会員限定サービスです。

MedicalTribuneLuxe秋号

ホーム »  ニュース »  2016年 »  健康・公衆衛生 »  喘息有病率が最も高い職種は? CDC調査

医療・医学ニュースサイト
MedicalTribuneウェブへようこそ
ご利用は完全無料です

今、会員登録いただくと
もれなく1,000ポイント進呈!※医師会員限定(既に登録済みの会員は対象外)
※ポイントはAmazonギフト券等に交換が可能です

本キャンペーンを適用するには
下記よりご登録くださいもしくは登録時に下記キャンペーンコードをご入力

P10505867 有効期限:10月末まで